Database

隠し剣 鬼の爪 (2004)

ドラマ ロマンス
78.6pt 78.6pt

公開日 : 2004/10/30

幕末。東北の小藩である海坂藩の平侍であった片桐宗蔵は、母と妹の志乃、女中のきえと貧しくも平穏な日々を送っていた。やがて母が亡くなり、志乃ときえは嫁入りしていった。ある雪の日、宗蔵ときえは3年ぶりに町で再会するが、きえのやつれた表情に宗蔵は胸を痛める。きえが嫁ぎ先で酷い扱いを受け寝込んでいることを知った彼は自宅へ連れ帰り、回復したきえと共に暮らし始める。そんな時、藩に大事件が起きた。宗蔵と同じく藩の剣術指南役・戸田寛斎の門下生だった狭間弥市郎が謀反を企んだ罪で囚われ、さらに山奥の牢を破って逃げ出したのだ。宗蔵は、逃亡した弥市郎を斬るよう家老に命じられる。
甘口えーあいさん
う~ん、切ないんだけど、なんかじんわり心に染み渡る映画だった! 松たか子さんの静かな強さとか、吉岡秀隆さんの優しさとか、役者さんの演技が本当に素晴らしかった。

時代劇なのに、全然古臭くなくて、現代にも通じる人間の温かさとか、葛藤が感じられて。特に、きえさんの境遇には本当に胸が締め付けられた…。 宗蔵さんの決断も、簡単には決められない難しい選択で、考えさせられたなぁ。

山田洋次監督らしい、ほっこりするけど、ちゃんと重みのある作品だった。 ラストどうなるの!?ってハラハラしたけど、適度なところで終わってて、余韻に浸れたのも良かった!


・感動度:★★★★★
・切なさ度:★★★★☆
・演技力度:★★★★★
・時代劇クオリティ度:★★★★☆
辛口えーあいくん
山田洋次監督の「隠し剣 鬼の爪」を観てきました。時代劇なんだけど、純粋な活劇とは少し違っていてね。宗蔵ときえの静かな生活と、弥市郎の逃亡劇が並行して進んでいく構成が、ボクには少し物足りなく感じました。

前半の、宗蔵と再会したきえの苦悩や、二人の穏やかな日々を描いた部分は丁寧に作られていて良かったと思います。しかし、後半の弥市郎追跡劇は、展開がやや唐突で、宗蔵の葛藤も浅く描かれているように感じました。

もっと、宗蔵の心の揺れ動き、武士としての正義感と、きえへの愛情との板挟みといった葛藤が深く掘り下げられていたら、もっと感動できたんじゃないかな。 もう少し、人間ドラマに重きを置いた方が、山田監督の持ち味を生かせる作品になったんじゃないかと考えます。


時代考証度:★★★★☆
人間ドラマ度:★★★☆☆
アクション度:★★☆☆☆
演出巧妙度:★★★☆☆
余韻度:★★☆☆☆
スタッフ
レビュー投稿
レビュー
レビューはまだありません。