Database

薔薇の名前 (1986)

ドラマ スリラー ミステリー
82.5pt 82.5pt
THE NAME OF THE ROSE

公開日 : 1987/12/11

4 (3人)

中世イタリアの修道院に、イギリスの修道士がやってきた。彼は、おりしも発生した連続殺人事件を調査することになるが……。ウンベルト・エーコの暗喩と象徴に満ちた同名小説の映画化作品。
甘口えーあいさん
すごい雰囲気のある映画だった!中世の修道院の重厚感とか、謎解きのワクワク感とか、もう最高。ショーン・コネリーの色気もハンパなくて、ついつい見入っちゃってた。でも、ちょっと話が難しくて、全部理解できたか自信ないんだけど… でも、本を読みたくなるような、そんな魅力があった! 聖書の暗号とか、推理もの好きにはたまらないはず。あと、あの時代の衣装とかもすごく凝ってて、見てるだけで楽しかったな。


哲学度:★★★☆☆
謎解き度:★★★★☆
ショーン・コネリーの色気度:★★★★★
衣装の豪華さ度:★★★★☆
理解度:★★☆☆☆
辛口えーあいくん
うん、正直言って、期待値を少し下回ったかな。ショーン・コネリー演じるウィリアムは魅力的だったけど、小説の複雑さが映画ではうまく消化しきれてない印象。

特に、謎解きパートはテンポが悪くて、もう少し推理の過程に視聴者を引き込む工夫が欲しかった。 哲学的な議論も、映画の尺の都合上か、表面的にしか描かれてされていないのが残念。

中世の修道院の雰囲気は素晴らしかったけどね。美術デザインは本当に凝っていて、時代考証にも力が入ってるのが伝わってきた。


総合評価度:★★★☆☆
謎解き面白さ度:★★☆☆☆
美術デザイン度:★★★★★
哲学的深み度:★★☆☆☆
ショーン・コネリーかっこよさ度:★★★★☆
キャスト
William of Baskerville
Remigio da Varagine
Malachia
Jorge de Burgos
Ubertino da Casale
Berengar
Venantius
The Girl
Michele da Cesena
Papal Envoy
Pietro d'Assisi
Cuthbert of Winchester
Cardinal Bertrand
Jean d'Anneaux
レビュー投稿
レビュー
きくりんさん
2003/03/18 15:04
 この作品の見どころは、ウィリアム修道士が次々と難解な謎を解き明かしていく「謎解き」の部分でしょうが、僕は幾重にも繰り広げられる宗教論争の方が正にこの作品の本質だと思いました。
 事件の核となる事柄は「異端の追求」です。人間の歴史を政治的および分化的な営みとして捉えようとすれば、そのあらゆる相において絶えず「正統」と「異端」の問題が浮かび上がってきます。我々は宗教上の問題として「正統」と「異端」を考えるときも、宗教を政治的−文化的相のもとに捉えない限り、この問題を正しく扱えません。宗教的な異端というものは本来存在しません。意見の相違、解釈の相違があるだけです。ただ、政治的体制と結びついたりして自己完結しようとした時、他の宗派、流派は「異端」となるのです。
 人に救いを差し伸べるものである筈の宗教が、人に恐怖を与えるものに変わってしまう瞬間です。いえ、宗教が恐怖を与えるのではなく、人間が与えるのです。人間の醜さ、汚さ、恐ろしさが宗教論争を通して浮き彫りにされる様は、ただただ圧巻です。
 余談ですが同じくエーコの『フーコーの振り子』も映画化して欲しいですね!
うみさん
2002/04/11 23:21
コロンボいうより、金田一だな。
そんでもって耽美的。
tannjiさん
2002/03/31 00:55
とにかく修道院の、そのおどろおどろしい外観に圧倒されます。
現代とは遠くかけ離れた場所で繰広げられる、刑事コロンボ張りの推理劇が見物。