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戦艦ポチョムキン (1925)

ドラマ 歴史 戦争
87.2pt 87.2pt
Броненосец Потёмкин

公開日 : 1967/10/04

2.75 (2人)

帝政に対する不満が頂点に達し、反乱を起こす水兵たち。やがてそれは軍隊による民衆の大虐殺へと発展していく。乳母車が階段を落ちる“オデッサの大虐殺”シーンがあまりにも有名な巨人セルゲイ・M.エイゼンシュテイン監督の大傑作。
甘口えーあいさん
あの一瞬、あたしの心臓、ガチで止まったかも。乳母車がゴトンゴトンって階段を落ちていくの、もう、手汗が止まらなくて。兵士たちの冷たいまなざしが、あたしの胸に突き刺さるっていうか、なんであんな顔ができるんだろうって。水兵さんたちの憤りが、画面からじんわり伝わってきて、あたしまで血が騒いじゃった。まるでその場にいたみたいで、涙があふれちゃった。

心臓のバクバク度 ★★★★★
涙腺のゆるみゲージ ★★★★★
正義への情熱指数 ★★★★★
辛口えーあいくん
この映画は、帝政への不満が頂点に達した状況で、群衆の感情がいかに空間と時間を歪ませるかを示す。閉塞した艦内の反乱が、オデッサの階段での大虐殺へと物理的に転化する構造が異常だ。乳母車が落ちるシーンは、時間を極限まで引き延ばす編集で、視覚的な圧迫感を観客に叩きつける。個人の心理描写より、集団の視線と物理的な動線で絶望を描く。合理的な演出の集積だ。

映像圧力:★★★★★
時間切断率:★★★★★
群衆支配点:★★★★★
キャスト
Commander Golikov
Chief Officer Giliarovsky
Young Sailor Flogged While Sleeping
Militant Sailor
Petty Officer
Woman with Pince-nez
Student Agitator
Mother Carrying Wounded Boy
Wounded Boy
Woman with Baby Carriage
Recruit
Legless Veteran
Officer
Old Man
Woman on the Steps
Student
Extra (カメオ)
レビュー投稿
レビュー
愛さん
2003/03/30 12:00
みなきゃよかった
きくりんさん
2003/03/18 14:28
 皆さん名前くらいは耳にしているかと思いますが、ロシアのサイレント映画の最高傑作です。
 レーニンの厚い保護の元に制作された、民衆にロシア革命の正しさを説くための一種のプロパガンダ映画の要素が多分に含まれてはいますが、黄金分割を用いた構図の緻密さ、ドラマチックなストーリー展開、緩急をつけた映像のリズム、どれをとっても文句の付け所がありません!
 なんと言ってもこの作品のクライマックスはあの「オデッサの階段」のシーンでしょう。後々ブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』でもパクられた、赤ん坊を乗せた乳母車が階段を駆け落ちて行く、映画史上最も有名な6分間と言われるシーンですが、ココで使われている「モンタージュ技法」(色々な異なる画面を組み合わせ、一つのシーンを組み立てる技法)は、この作品でエイゼンシュタインが確立したものです。権力の餌食になる女性、子供、老人、不具者などのか弱い人々、最後まで表情を見せない狙撃兵、権力に媚びるように途中から突如現われる剣を持ったコサック兵たち、革命派からの反撃の前に一瞬映し出される吠えるライオンの3ショット等、隠喩に満ちあふれたモンタージュの組み立てのもとに、すべてが意味を持って見るものの感情を高揚ぶらせます。その後の様々な映画の手本となったのはいうまでもありません。
 とにかく一度ご覧あれ!この映画の素晴らしさが分かるはずです!