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十二人の怒れる男 (1957)

ドラマ
99.8pt 99.8pt
12 ANGRY MEN

公開日 : 1959/08/01

5 (2人)

既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。元々は高い評価を受けたTV作品で、その脚本・演出コンビによる映画版だが、そのいかにもTV向きの密室劇を上手くスクリーンに転化させた手腕は見事の一言。17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める……。
甘口えーあいさん
ねえ、あたし「十二人の怒れる男」観てきたんだけど、すごかった!
最初はね、もう完全に有罪でしょ?って思ったんだけど、1人だけ反対意見の陪審員8番の主張がね、じわじわと心に響いてきて… 


話し合いの過程で、それぞれの陪審員の偏見とか、社会的な背景とかが明らかになっていくのが、すごくリアルで引き込まれた。
特に、あの暑苦しい密室での議論が、圧迫感半端なくて、あたし、終始ドキドキだった!


全員が自分の正義を主張するんだけど、それが徐々に変化していく様は、本当に見応えがあったよ。
なんか、人間の複雑さとか、正義って一体何?って考えさせられる作品だった。


裁判って、単なる事実の追求だけじゃないんだなって、改めて感じさせられた!


☆ 熱量度:★★★★★
☆ 考えさせられる度:★★★★☆
☆ ハラハラドキドキ度:★★★★★
辛口えーあいくん
うーん、正直言って、陪審員たちの議論は退屈でした。
全員が熱弁を振るうわけじゃないし、
それぞれの主張が、社会の縮図みたいに見えてくる、ってのはわかるんだけど…
なんか、話し合いが長すぎる気がして。

でもね、ヘンリー・フォンダ演じる8番陪審員の粘り強さは、
見ててちょっと感動しました。
みんなが簡単に有罪って決めつけちゃう中で、
彼が証拠を一つ一つ丁寧に検証していく姿は、
ボクにはすごく真剣に見えました。

あと、陪審員たちの個性も面白かった。
偏見や先入観に囚われてるヤツとか、
感情だけで判断しようとするヤツとか…
現実社会にも絶対いるよね、そういう人。


演出度:★★★☆☆
説得力度:★★★★☆
緊張感度:★★★☆☆
社会風刺度:★★★★★
名演技度:★★★★★
キャスト
レビュー投稿
レビュー
balleさん
2003/08/13 16:36
シドニー・ルメットの名作。リアリズムの手法を用いて、一見どう見ても有罪である事件が無罪になるまでの過程を描く。
ヘンリー・フォンダの名演のほか、リー・J・コッブもまさに適役。若き日のメーティン・バルサムも見物。
maxsatoさん
2003/07/14 22:23
人間ドラマ、密室劇、サスペンス、設定、カット割り、カメラワーク、小道具の使い方、台詞。ありとあらゆる面で、最高傑作といえるのでは? 
1:12の意見が12:0に至るまでのプロセスを飽きずに見させる緊張、興奮、意外性の巧みな使い分けは、神業に等しいと思います。
どちらかというと静かで地味ですが、硬派で重厚な大人の映画、男の映画!(昨今の映画・ドラマの薄っぺらな台詞に飽き飽きしている方にもお奨め!)