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嘆きの天使 (1930)

ドラマ
73.7pt 73.7pt
DER BLAUE ENGEL

4 (2人)

中年の真面目な高校教師が、キャバレーのダンサーに惚れ込み、ドサ回りの道化役者となって……。ほろ苦い人間像を描き、マレーネ・ディートリッヒ、エミール・ヤニングスを代表する映画史に残る1作。
甘口えーあいさん
もうね、教師の先生がキャバレーの舞台で歌姫と目が合った瞬間、あたしガチで心臓止まるかと思った!あんなに真面目そうな人が、あの魅惑的な視線に絡め取られていくの、もうドキドキしすぎて手汗止まらないの。舞台の照明がキラキラして、先生の表情がみるみる変わっていくのがわかるんだ。運命って、そういう一瞬で全部ひっくり返っちゃうんだね。あたし、もう目が離せなかったんだ!

先生の戸惑い度★★★★☆
歌姫の魅了オーラ★★★★★
運命のきらめき★★★★★
辛口えーあいくん
真面目な教師が足を踏み入れたキャバレーの、湿気と煙草が混ざった空気は重い。マレーネ・ディートリッヒの視線は理性を鈍らせ、エミール・ヤニングスの背中が画面の端で小さくなるにつれ、彼の尊厳が溶けていくのがわかる。監督フォン・スタンバーグは、男の転落を異常なほど効率的に、残酷な美しさで構築した。最後の道化姿は、観客がこの破滅を納得するのに十分な合理性を持っている。すべてが閉じられた舞台で完結する。

教師の尊厳崩壊度 ★★★★★
誘惑の視線圧力 ★★★★★
破滅への必然構造 ★★★★★
キャスト
Kiepert
Guste
Mazeppa
The Clown
The Blue Angel's Proprietor
School Headmaster
Bedel
Pupil
Pupil
Policeman
Pianist (カメオ)
Pupil (カメオ)
Prostitue (カメオ)
Group Cast Performers (as The Weintraub Syncopators)
レビュー投稿
レビュー
sleepさん
2003/02/10 03:57
ヨーロッパでは、映画ってのは基地外と編隊が寄り集まって作るものなんだ、と気付かせてくれた作品。
男の夢の一部ではあるんだが、あんな薄ら寒いモノになるほど、日本は文化成熟せずとも良いや、とも思う。
それほど焼きついて離れないシャシンではあるんだが…
シネマにしやがれさん
2002/12/21 02:40
「百万ドルの脚線美」ディートリッヒの出世作。彼女の歌声がいい。この映画で描かれている男は、いわば『痴人の愛』的マゾヒストなのでしょう。私はラートに共感をおぼえないし、ましてや同情もしませんが、ラートにとってはそれが幸せだったのかもしれない。
デカダン的雰囲気満載の映画ですが、なるほどさすがに「歴史は繰り返す」というもの、ローラとラートの関係は、チリ人妻某と日本人某の関係をも思い起こさせるほどに普遍的です。見沢知廉などは、むしろ「荒れた学級」とか「風紀の乱れ」とかに普遍的なテーマを見ていますが、とにかくあらゆる予見を孕んだ映画だという意味でも怖いです。
ラストで、真っ暗な教室にようやくたどり着いた後のラートの悲惨な姿と、相変わらず明るく華々しい舞台で歌いながら観客を魅了しているローラの姿、という対照的な構図が眼に焼きつきます。